全自動ロボット掃除機エコバックス DEEBOT T10 (T20) OMNIレビュー

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近年かなりレベルアップ全自動ロボット掃除機。

ゴミの吸引、モップがけという掃除はもちろん、ゴミをステーションに自動で吸い上げ収集する、モップを自動で洗うといったロボット掃除機の準備やゴミの後片付けも自動化され、1ヶ月に一度程度のメンテナンスで毎日、勝手に部屋中をきれいにしてくれる超時短アイテム。気になっている方も多いのではないでしょうか?

そんな全自動ロボット掃除機の一つDEEBOT T10 OMNI を購入したので、実機レビューします。

また、2023年最新上位モデルT20も紹介します。

結論から言うと、数世代前のルンバから一気に全自動になり、まるでドラえもんの秘密道具を手に入れたような高揚感と満足度の高い買い物になりました。

本記事を通して、全自動ロボット掃除機の導入を検討している方に実際に使用して感じたメリット・デメリット。そして、ルンバ、エコバックス、Anker、Roborockなど数ある競合の全自動ロボット掃除機とも比較して、DEEBOT T10 OMNIを選んだ理由についてもまとめます。

全自動ロボット掃除機エコバックスDEEBOT T10 OMNI実機レビュー

今回、購入したのはエコバックスの全自動ロボット掃除機のDEEBOT T10 OMNI

全自動を体験したくて、ごみ収集と水拭きの洗浄まで一発でやってくれるロボット掃除機としてはこちらがコスパも含めて最高。満足な買い物でした。

購入の決め手は5つ

  • 高性能な物体認識AI、衝突回避機能
  • 強力な吸引力(最大5,000 Pa)
  • モップ洗浄(水拭き)
  • 全自動ごみ収集
  • 自動温風モップ乾燥(モップ洗浄)

ゴミの吸引とモップがけに加えて、その後の本体からのごみ回収やモップ洗いまで自動で行われることで、毎日のケアなく掃除が勝手に行われる全自動を体験できる機種としては、このT10 OMNIが最もコスパが良いモノでした。

DEEBOTには、1つ上位モデルのDEEBOT X1 OMNIがありますが、T10 OMNIとの違いは、物体認識AIがより優れている点と、モップ用の水タンクが掃除機本体にもついている点のみ。全自動ロボット掃除機としてはDEEBOT T10 OMNIで十分です。X1は、T10より5万円高く、価格差ほどの価値はありません。

エコバックスDEEBOT T10 OMNI 導入メリット

1.掃除とモップがけを同時に。

DEEBOT T10 OMNIは、パワフルな吸引力(最大5,000pa)とモップブラシの効果的な動きで、床やカーペットの埃やゴミをしっかりと吸い取り、そのまま水拭きします。

吸引力5,000paは、同ランクのその他の全自動ロボット掃除機たちと比べても強力です。

水拭きは、モップが回転しながら行われるので強力な拭き取りを行います。また汚れに応じてその強度も自動で変わるので効率的な点も同ランクの競合モデルに比べて優れていました。

この水拭き機能は本当に最高です。

恥ずかしながら、掃除機はしても水拭きの掃除する頻度は本当に少なかったのですが、DEEBOT T10 OMNIが掃除した後のフローリングを裸足で歩いた時のツルツルは感動します。

そして、モップ洗浄された後の汚水を見てこんなに汚れていたのかと痛感しました。。。

ぜひ、ロボット掃除機を購入する人は、水拭き機能のあるものを体験してみて下さい。

2.ゴミ収集・モップ洗浄が完全自動

T10 OMNIには、水タンクと汚水タンクがあります。きれいな水でモップを洗浄し、洗った水は汚水タンクに移動します。

掃除を始めると、まずモップを水で湿らせてからステーションを離れ、掃除・水拭きを行い、掃除が終わると、ステーションに戻ってゴミを回収し、汚れたモップを自動洗浄・温風乾燥すると言う流れで、ゴミタンクや汚水タンクがいっぱいになるまで自動でスケジュール通りに掃除を行います。

一回の掃除の途中でもモップが汚れてくると、一度ステーションに戻ってモップ洗浄するので、モップは常に清潔な状態で水拭きをしてくれるところがDEEBOT T10 OMNIの優れたところです。

水・汚水タンクの入れ替えは部屋の広さにもよりますが、1週間に2、3回程度くらい。

3.AIマッピング機能で効率よく自動掃除

全自動ロボット掃除機の多くは、アプリと連動し、搭載したカメラやセンサーを使ったマッピング技術で、家のレイアウトを把握して最適な掃除ルートで効率的に掃除してくれます。

掃除を始める前にクイックマッピングを行うと上記のような部屋の間取りがアプリ状に作成されます。

このマップに少し編集して、カーペットがある部分は別区画にしておくことで、モップ掃除を行わないように設定できます。

我が家の場合は白い区画は和室で畳なので、このマップでは存在しないエリアになっており、通常は掃除をしないようにしています。

このように自分の家の事情に合わせた細やかな設定が簡単にできる点もメリットです。

また、今日は寝室だけ掃除したいと言う場合は、音声認識で「寝室を掃除して」と言うだけで、寝室に向かってまっしぐらで掃除しに行ってくれます。

100平米程度の我が家ですが、一度に全てを掃除しようとすると結構時間もかかります。

そこで、スケジュール機能を使った毎日の掃除では、居間と廊下だけにしておき、外へ出かけるときに「寝室を掃除して」と声かけるといった使い方をすることもできます。

ロボット掃除機・競合モデル比較

ルンバ コンボ j7+ (吸引力非公開)

ブランド知名度No.1のルンバの中で、掃除と水拭きを一度に行うモデルはコンボj7+。

ただ、モップ自動洗浄モードがなく、自分で毎回メンテナンスする必要があります。また、掃除後半ではモップが汚れた状態になってるのではないかという点が気になります。

また、モップは本体の後ろについてるだけで回転や振動なども行わないので、洗浄力はやや劣る印象です。

ただし、モップ自動リフトアップ機能は高性能で、本体の上部にモップを移動させる仕組みなので、カーペットや畳での水拭きを完全に自動回避できる点がDEEBOT T10 OMNIよりも優れています

カーパット主体の家なら、ルンバコンボ。フローリング主体の家なら、DEEBOT T10 OMNIがおすすめです。

ロボロック(Roborock) S7+ (吸引力2,500pa)

ロボロックでは、ルンバコンボ同様のスペックのモデルはS7+です。値段も比較的安価ですので、こちらも一つの選択肢になります。

ただ、吸引力が2,500paと半分程度のレベルで、モップ自動洗浄がありません。掃除後半はモップが汚れている点と毎回モップを自分で取り替えて洗う手間があり、全自動感が足りませんでした。

ルンバコンボJ7+に比べるとモップが高速振動するので水拭きの洗浄力は高いです。

モップ自動リフトアップ機能があるのですが、5mm浮かせる仕組みなので、毛足の長いカーペットなどではあまり効果がありません。

SwitchBot ロボット掃除機 S1 plus (吸引力2,700pa)

SwitchBotのロボット掃除機ではS1 plusが比較対象となります。安価ですが全自動かと言われると物足りません、

吸引力(2,700pa)とやや物足りなく、モップは設置しているのみ、自動リフトアップなし、モップ自動洗浄もありません。それほど掃除性能も必要なく、モップなどのメンテの手間は自分でできると言う人はコスト観点ではありかもしれません。

Anker Eufy Clean (ユーフィクリーン) X9 Pro (吸引力5,500pa)

アンカーの全自動ロボット掃除機はX9 proが同レベルの性能を持っています。最後までこちらにしようか悩みました。

吸引力5,500paと強力で、水拭きモップも回転するタイプでDEEBOT T10 OMNIと同等です。自動モップ洗浄もあり、なんとモップ自動リフトアップも12mm。この点はT10 OMINIより優れています。しかし、なぜかステーションでのごみ収集機能がありません。本体のゴミパックをメンテすることになります。

ただ、価格も10万円程度と手頃でモップ自動リフトアップは魅力的でした。

最終的に見送った理由はカスタマーサービスの対応に不安があったためです。このモデルを含め、アンカーのEufyシリーズのレビューには星1つが散見され、いずれもカスタマーサービスの対応や高額の修理費用がかかるなど、10万円の価格に対する保証面で不安があり、やめることにしました。

もちろんDEEBOT T10 OMNIにも星1つ評価は散見されますが、たまたま不良品に当たったような方からの投稿のように見えます。我が家では掃除できない、戻れない、水漏れするなどの不良は全く起こっていません。2年間の保証期間があるので、不良品だった場合は返品すれば良いのではないかと思います。

ロボロック(Roborocks) S7 MaxV Ultra (吸引力5100pa)

さらに上位モデルのロボロックも検討対象に入るかもしれません。

モップ自動洗浄のあるS7 MaxV Ultra。吸引力も5,100paと高く申し分なさそうですが、これが約20万円とお高い。タイミングさえ合えば10万前半で購入できるDEEBOT T10 OMNIのコスパと比べると庶民には魅力がなくなります。

モップリフトアップ機能も前述の5mm上げる仕組みで物足りません。

全自動ロボット掃除機として、できるだけメンテナンスフリーで、掃除と水拭きを手間なくやるモデルでコスパを重視した結果、EcovacsのDEEBOT T10 OMNIがもっとも優れていると判断しました。

特にプライムデーで購入したので、ほぼ10万円ピッタリで購入できたのも大きな要因です。

現状は、クーポンやポイントなども含めると12万円程度で購入できるのではないかと思います。

エコバックスDEEBOT T10 OMNI 導入デメリット

さて、エコバックス DEEBOT T10 OMNIの購入と実機の使用感について良い部分はまとめてきましたが、一方でやや物足りない点についても公平にレビューしていきたいと思います。

1.モップ自動リフトアップがない

モップの水吹き機能は最高です。フローリングメインの我が家では床のツルツルに感動したと前述しましたが、カーペットや畳主体のお家の方は、モップの自動リフトアップ機能がないのでやや面倒くさいかもしれません。カーペットや畳など水拭きをしたくない場所については、モップを外す手間があります。

ただ、アプリでエリア指定して掃除もできるので、あらかじめカーペットと畳の部屋については、モップを外してから掃除をすれば問題はありません。

カーペットや畳の多いお家の方は、DEEBOTの最新の上位モデルT20 OMNIには、モップ自動リフトアップ機能がついているので検討してみるのもありかと思います。

2.電源コードに弱い

DEEBOT T10 OMNIは高度な障害物回避技術がありますが、電源コードなどの紐状のものは、他のロボット掃除機同様、吸入部やブラシに巻き込んでしまいます。事前にコード類や細かいものは片付ける必要がある点はデメリットというか、どんな掃除でも起こるシチュエーションです。

ただ、掃除機導入をきっかけに床に散乱しがちな子供のおもちゃなども夜には片付ける習慣ができ、リビングは特にすっきりした状態を維持できるようになりました。

ロボット掃除機に掃除をさせられているのですが、結果としては望んでいるような綺麗な環境を手にいれるきっかけになったので満足しています。

3.意外とメンテナンスの消耗品がある。

ごみ収集パック、ブラシ、モップなどの消耗品はある程度購入する必要がありそうです。

意外とこのあたりのコストがかかるのはデメリットの一つです。

ただ、全自動ロボット掃除機の導入で生活環境が、かなり改善した実感も高いので、このあたりのデメリットについては、メリットの方が大きく優っていると考えています。

DEEBOT T10 OMNIは、高い清掃力とモップの水ふき、そしてメンテナンスの手間が極少。という全自動ロボットとしてかなり満足度の高い性能を持っています。

仕事に、育児に、遊びに忙しい方はぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか?

カーペットが多い家の方以外にはぜひおすすめしたい逸品です。

カーペット向けの全自動なら、まず以下がおすすめです。

リフトアップ性能がついています。

エコバックスDEEBOT T10 OMNIとT20 OMNIの違いについて

2023年に登場したDEEBOT T20 OMNIとT10 OMNIの違いは、一言で言えば「マイナーチェンジ」

以下の性能がT10よりもT20は向上しています。

T20 OMNIの性能アップポイント

  1. 吸引力UP 5000→6000pa
  2. モップ温水洗浄
  3. モップ自動持ち上げ(ちょっといい)
  4. マッピング性能アップ

T10 OMNIで保証されている「吸引・水拭きの洗浄までのオール自動掃除」を継承した上で、それぞれの性能をバージョンアップしているのがT20 OMNIです。ただ、その分お高いです。

予算が合えば、T20 OMNIをおすすめしますが、とにかくオール自動掃除をしたい人はT10 OMNIでも十分満足度が高いと考えます。

今後、よりイノベーションな機能が追加されるモデルが出ると思うので、そのときに買い換えるという考え方で、今はT10 OMNIを購入というのもアリでしょう。

T10 OMNI

T20 OMNI

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