防犯意識の高まりとともに、家庭用防犯カメラ市場はますます活況を呈しています。特に、設置が簡単で、ランニングコストを抑えられるソーラーパネル付きの防犯カメラは、多くのユーザーから注目を集めています。この記事では、ソーラーパネル付き防犯カメラの中でも導入しやすいおすすめ3機種をそれぞれのメリット・デメリットを比較し、防犯カメラ選びのヒントを提供します。
防犯カメラを選ぶ際のポイント
防犯カメラを設置する玄関やガレージなどでは電源やネットワークへの接続が難しいこともあります。設置の自由度が高いソーラーパネル、Wi-Fi対応のものを選ぶのがおすすめ。
- ソーラーパネル: 電源に繋ぐタイプは設置箇所の制限ができるため、ソーラーパネル付がおすすめ
- 通信方式: Wi-Fi対応のもの。
- 画質: 2K以上の高画質。また夜間でも鮮明な映像記録ができるものを選びましょう。
- 視野角: 通常のカメラではなく広角レンズに対応したものを、より広い範囲をカバーできます。
- 機能: 人体検知、夜間撮影、パンチルト機能など、自宅環境に合わせた必要な機能があるか。
- アプリの使いやすさ: スマホアプリで、カメラの映像を確認できると便利です。
- 耐候性: 屋外に設置する場合は、防水・防塵性能が高いものを選びましょう。
以上を踏まえて、ソーラーパネル一体型の防犯カメラでも特におすすめしたい3台を紹介していきます。
Anker Eufy SoloCam S340
Anker Eufy SoloCam S340は、高画質、広角、パンチルト機能など、基本的な機能を備えた人気の防犯カメラです。ソーラーパネルによる充電に対応しており、配線不要で設置できる手軽さが魅力です。
メリット
- 高画質: 3K高画質で、昼夜問わず鮮明な映像を記録できます。
- 360度回転: 水平方向に360度、垂直方向に70度回転でき、死角を少なくすることができます。
- 自動追尾: 人体検知機能と連動し、動きを自動で追尾できます。
- ローカルストレージ: クラウドストレージではなく、microSDカードに映像を保存するため、プライバシーを重視するユーザーに適しています。
デメリット
- 価格: 比較的高価なモデルです。
- アプリの機能: 一部の機能が他の製品に比べて少ない場合があります。
筆者はAnkerモデルを購入しました。決断ポイントは唯一カメラが検知したものを自動追尾して撮影するパン機能。遠隔操作で見たいところにカメラを向けてズームすることもできます。
アプリも非常に使いやすく、ソーラーパネルの充電状況なども観測できるので、充電できてるかなどの不安もありません。
Tapo C410 KIT
Tapo C410 KITは、コスパの良さとスマートホームとの連携が魅力のモデルです。
メリット
- 価格: 比較的安価で、コストパフォーマンスが高いです。
- パンチルト機能: 360度回転でき、広範囲を監視できます。
- スマートホーム連携: Amazon AlexaやGoogle Assistantに対応しており、スマートホームシステムとの連携が可能です。
- AI搭載: 人体検知だけでなく、車両やペットも検知できます。
デメリット
- 画質: 高画質モデルと比べると、やや劣る場合があります。
- アプリの安定性: アップデートによっては、アプリが不安定になることがあります。
SwitchBot屋外カメラ3MP
SwitchBot屋外カメラ3MPは、大容量バッテリーとシンプルな操作性が特徴のモデルです。
【Compatible with Alexa認定】でAmazonのAlexaに対応するEcho Showなどを持っている方には特におすすめです。
メリット
- 大容量バッテリー: 一回の充電で長時間の稼働が可能です。
- シンプルな操作性: スマホアプリで簡単に設定できます。
- コンパクトなデザイン: 屋外に設置しても目立ちません。
デメリット
- 画質: 高画質モデルと比べると、やや劣る場合があります。
- 機能: パンチルト機能や自動追尾機能は搭載されていません。
Anker 、Tapo 、SwitchBot おすすめ防犯カメラ 性能比較表
機能 | Anker Eufy SoloCam S340 | Tapo C410 KIT | SwitchBot屋外カメラ3MP |
---|---|---|---|
画質 | 3K (460万画素) | 2K (300万画素) | 3MP(300万画素) |
視野角 | 360°水平回転、70°垂直回転 | 110° | 110° |
夜間撮影 | カラーナイトビジョン | フルカラーナイトビジョン | カラーナイトビジョン |
パンチルト | 可 | 不可 | 不可 |
自動追尾 | 可 | 不可 | 不可 |
音声 | 双方向音声 | 双方向音声 | 双方向音声 |
電源 | ソーラーパネル、バッテリー | ソーラーパネル、バッテリー | ソーラーパネル、バッテリー |
ストレージ | 内蔵メモリー8GB | microSDカード(別売)、クラウド(有料) | microSDカード(別売) |
接続 | Wi-Fi 2.4GHz | Wi-Fi 2.4GHz | Wi-Fi 2.4GHz |
その他機能 | 人体検知、アラート通知、防塵防水(IP65) | 人体検知、車両検知、ペット検知、アラート通知、防塵防水(IP65)、スマートホーム連携 | 人体検知、アラート通知、防塵防水(IP65)、Alexa連携 |
価格帯 | 中 | 低 | 低 |
各機能の詳細と比較
- 画質: Eufy S340は高画質で、特に夜間でも鮮明な映像が期待できます。Tapo C410 KITも十分な画質ですが、Eufy S340に比べるとやや劣ります。SwitchBotは3MPと高画質ですが、パンチルト機能がないため、画角が固定となります。
- 視野角: Eufy S340は360度回転するため、死角が少なく、広い範囲をカバーできます。Tapo C410 KITとSwitchBotは、固定カメラですが広角レンズで視野角110°を狙って撮影できます。
- 夜間撮影: 3製品ともカラーナイトビジョンに対応しており、夜間でもカラー映像で確認できます。
- パンチルト機能: Eufy S340はパンチルト機能を搭載しており、スマホアプリから遠隔操作でカメラの向きを調整でき、見たいところやズームも可能で非常に便利です。。Tapo C410 KITとSwitchBotは固定式です。
- 自動追尾: Eufy S340は、人体を検知すると自動でカメラが追尾する機能を搭載しており、怪しいものの動きを見逃しません。
- 電源: 3製品ともソーラーパネルとバッテリーを組み合わせた電源方式を採用しており、配線不要で設置できます。SwitchBotはバッテリー容量が大きく、長時間の稼働が可能です。
- ストレージ: 3製品ともmicroSDカードに映像を保存できます。Tapo C410 KITは、クラウドストレージにも対応しています。
まとめ
どの製品を選ぶかは、重視する機能や予算によって異なります。皆さんの自宅環境に合わせて最適な防犯カメラをお選びください。
- 広範囲をカバーしたい、高画質を求める方: Anker Eufy SoloCam S340
- コスパ重視で、スマートホームとの連携もしたい方: Tapo C410 KIT
- シンプルな操作で、長時間のバッテリー駆動を重視する方: SwitchBot屋外カメラ3MP
その他のチェックポイント
- 設置場所: 屋外に設置する場合は、防水性能や日当たりを考慮しましょう。
- アプリの使いやすさ: 各メーカーの専用アプリの操作性や機能を比較検討しましょう。
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