毎日自炊する家族にとってお米の銘柄選びは重要ですが、炊飯器の性能も地味に進化していて驚きます。
特に圧力IH炊飯器は、圧力とIH(電磁加熱)を組み合わせることで、お米を均一に高温で炊き上げ、甘味や旨味を最大限に引き出す点が優れています。圧力による水分の浸透効果で、もっちりとした食感が得られ、硬めや柔らかめなどの炊き分けが可能です。また、保温性能も高く、炊きたての美味しさを長時間保てます。
一方で、デメリットとしては、価格が高く、通常のIH炊飯器よりもサイズが大きいこと、操作が複雑になる点が挙げられます。
今回は、そんな圧力IH炊飯器の中から、Amazonで人気を誇る3機種、象印 極め炊き NW-JW10-BA、タイガー魔法瓶 炊きたて 遠赤5層土鍋コート釜 JPV-G100WM、パナソニック 圧力IH SR-CR10B-Kの3つのモデルを比較し、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて紹介します。
1. 象印 極め炊き NW-JW10-BA
- メリット
- 「極め炊き」技術で、内釜全体に均一な熱を伝え、ふっくらしたご飯を炊き上げる。高火力の圧力IHによってお米の甘味を引き出すことができる。
- 蓄熱性・発熱効率・熱伝導に優れた「鉄(くろがね仕込み)豪炎かまど釜」
- 最大40時間の保温機能があり、炊きたての味と香りを保ちながらご飯を保存可能。
- デメリット
- 価格がやや高く、予算が限られている人には選びにくい。
- サイズが大きめで、設置場所を取る可能性がある。
2. タイガー魔法瓶 炊きたて 遠赤5層土鍋コート釜 JPV-G100WM
- メリット
- 「旨み粒立ち炊飯プログラム」土鍋のよう、お米一粒一粒がしっかりと炊き上がり、もっちりとした食感を提供。
- 遠赤5層土鍋コート釜が熱を効率的に伝え、ふっくらとした炊き上がりを実現。
- 他モデルに比べて価格が手頃で、コストパフォーマンスが高い。
- デメリット
- 炊き上がりの食感に癖があり、柔らかめのご飯が好きな人には向かないことがある。
- 炊き分け機能が少なく、個別のお米の種類や炊き加減に対する調整が難しい。
3. パナソニック 圧力IH SR-CR10B-K
- メリット
- 高火力スチームを使った炊飯機能により、短時間でお米をふっくらと炊き上げる。蒸気を活かした加熱で旨味が引き出される。
- ダイヤモンドコート内釜により、耐久性が高く、日常的な使用に耐える仕様。
- 操作がシンプルで、初めて圧力IH炊飯器を使う人でも簡単に使いこなせる。
- デメリット
- 銘柄炊き分け機能がなく、お米の種類や硬さに応じた柔軟な調整ができない。
- 他の機能に比べ、スチーム機能の効果が目立ち、全体的な多機能性にはやや欠ける。
3機種の性能比較表
機種名 | 象印 極め炊き NW-JW10-BA | タイガー 炊きたて JPV-G100WM | パナソニック SR-CR10B-K |
---|---|---|---|
価格帯 | 約35,000~45,000円 | 約30,000~35,000円 | 約40,000円 |
炊飯方式 | 圧力IH | 圧力IH | 圧力IH |
内釜素材 | 鉄豪炎かまど釜 | 遠赤5層土鍋コート | ダイヤモンドコート |
容量 | 5.5合 | 5.5合 | 5.5合 |
加熱技術 | 極め炊き | 土鍋泡炊き | 高火力スチーム |
保温機能 | 極め保温(最大40時間) | 通常保温 | 24時間保温 |
炊き分け機能 | あり(銘柄炊き分け機能) | なし | なし |
洗浄機能 | 内蓋1つで簡単 | 取り外し可能で清掃が容易 | 取り外しやすい設計 |
その他の特徴 | 極め炊き技術、内釜の高耐久性 | 土鍋コートの厚釜、泡炊き技術 | 高火力スチームでのふっくら炊き |
デメリット | 高価格・サイズが大きい | 炊き上がりに癖がある | 炊き分け機能が少ない |
まとめ
「象印 極め炊き NW-JW10-BA」は、極め炊き技術で均一に炊き上げる性能と保温機能が高く、家族全員で高品質なご飯を楽しみたい方に最適です。
「タイガー魔法瓶 JPV-G100WM」は、土鍋コート釜を採用し、もちもちとした食感のご飯を低価格で楽しめる、コストパフォーマンス重視の方におすすめです。
「パナソニック SR-CR10B-K」は、高火力スチームによる短時間炊飯と耐久性のある内釜が特徴で、シンプル操作でふっくらご飯を楽しみたい方に向いています。
私は最終的に象印のハイグレード炊飯器極め炊き NW-JW10-BAを選びました。最上級「炎舞炊き」炊飯器の10万円は流石に高すぎるし、素人の私はそこまでの炊き上がりの違いがわからないだろうと思いました。
結論として、極め炊きで十分満足。米をしゃっきり炊きにして食べたカレーライスはまじ絶品です。それまでの普通のIHで炊いたものとは明らかに違いました。圧力IHで米の芯までしっかり炊いたお米は絶品です。4万円の価値は十分感じられました。
本記事が、美味しい毎日の食生活を作る炊飯器選びの参考になれば幸いです。
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